Late Blooming Story

占いに行くたびに「大器晩成」と言われ続け、未だその時期を待ち続けるアラサー独女の日々の出来事を綴ります。

Category: あいさつ

『迎え火の山』

【本】などというカテゴリーを作成していたことをすっかり忘れていました。土曜日にBOOKOFFまで往復10km弱を歩いてゲットしてきた小説のひとつ。裏表紙のあらすじに「出羽三山」と「即身仏」という文字があったというだけの理由で手に取りました。即身仏については高橋克彦さんの小説でも取り上げられていたこともあり、この作品も即身仏のあり方なりについて触れているのかなと思いきや。即身仏は素材のひとつといった程度の登場...

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【閲覧注意】オランウータン

長佐古は背を向けたままゆっくり立ち上がった。するすると耳障りの良い衣擦れの音をさせながら羽織を落とすと、着物の合わせを帯から引き出して肩、そして背中を露わにした。煌々とした天井照明の下に晒されたその背中には無数の――蛆虫……!?  理一は目を逸らすことができなかった。蛆虫は長佐古の背中でぎぬぎぬとうねり、今にも零れ落ちそうに思えるほどひしめき合っていた。あまりの悍ましさに胃液が込み上げる。それ...

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『プラネタリウムのふたご』

いしいしんじ/講談社文庫久しぶりに新しい作家さんに手を出してみました。ジャンルはヒューマンドラマかな。プラネタリウムで拾われた双子の生き方を温かく描いた作品です。登場人物たちはそれぞれキャラクターも立っていて魅力的ではあるのですが、文体が英文学を和訳したような感じで、好みではありませんでした。いつか聞いた覚えのあるプラネタリウムの語り部特有の、温かみのある豊かな声色が思い返される場面が多々あって印...

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『作戦会議』

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「私はどうすればいいの?」コハルは緊張した表情で身を乗り出し、目の前に広げられた空港の図面を見つめた。ハヤトは組んでいた腕を解くと図面に伸ばし、国際線のターミナルを指先でトントンと叩いた。「コハルはここだ」「でも……コハルは顔が知られてるんだぞ?整備士のユニフォームならコハルも着られるし、こっちのほうが安全だろ。顔が知られてるのは俺も同じだし、俺とコハルのポジションは変えたほうがいいんじゃないか?」...

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はじめまして。

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マルコと申します。どこの占い師さんにみていただいても「貴女は典型的な大器晩成型ね~若いうちは苦労するかもしれないけれど、安心なさい」と励ましを受ける、2015年10月現在32歳の独女です。スリーピースの男性バンド<back number>さんの楽曲『ネタンデルタール人』の中で「さあ、晩成を始めよう」という歌詞があります。何をやってもパッとしなくて、成功している周りの人を妬んでしまう心情を歌った曲なのですが、「よし、...

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